介護におけるキャリアアップの一貫として介護福祉士の取得を考える人もいるだろう。勉強方法としては、スクールへの通学・通信講座・独学が挙げられる。必然的に仕事に育児に家事や介護に…と忙しい日常を送っている人であれば、日々の勉強時間を確保するのは難しくなる。そういった人は、柔軟な時間管理ができる通信講座か独学のルートを考えた方が良いだろう。
通信講座では、PCやスマホのオンライン形式でいつでもどこでも自由に学習することが可能となる。オンライン上で講座の動画を閲覧し、教材やテキストを暗記できるため、部屋が教材でかさむことが無いのもメリットだ。講師が個人それぞれに合格するコツを伝授したり、出題予想模試試験を実施したりするケースもある。試験を知り尽くした講師にサポートしてもらえれば、安心して勉強を進めていくことができるだろう。通信講座によって、カリキュラムやサポート体制は異なるため、詳細をきちんと調べておくことをおすすめする。そして独学の場合は、勉強スケジュールを作って対策をすることが欠かせない。介護福祉士に合格した人を対象にした調査では、勉強した時間はおよそ215時間という結果が出ている。独学希望者はこれを参考にして、学習期間と1日あたりの勉強時間を決めると良いだろう。また、今は介護福祉士に特化した勉強アプリがあるため、積極的に活用するのをおすすめする。ただ、やはり本番の試験を通過するためには、過去問題を解くことが欠かせない。その際、出題問題の傾向や時間配分のポイントはしっかり確認しておくべきだ。